現代医学を持ってしても治せない病

中二病」が完治の兆しを見せない。

なんなら中2になる前から、自我に目覚めた辺りからずっと羅漢している。

 

 

暇さえあればオリジナル世界を延々と展開している。

 

寝る前の妄想最高。

何なら一日の中で一番楽しい瞬間。

その為に生きているといっても過言じゃない。

 

 

ヒーローであり、ヒロインであり、ラスボスであり。

剣士であり、魔法使いであり、ヒーラーであり、格闘家であり。召喚士もやってみたい。

斧も良い、槍もいい、刀も良い。

西洋世界がお洒落。いや、やはり日本を舞台とする設定がカッコいい。でも中国も捨てがたい、、、。

主人公もビックリのもりもり設定。

天井知らずの属性付与。

 

皆知らないだろうけど、私数えきれないほど世界救ってるから。

あと何度も死んでる。

次の晩には何事もなかったかのように復活してるけど。

いや、転生かな。設定的には。

細かくいえばマルチバースか。

別に前世引き継いでないし、もっと言うと世界線も全然違うしな。

 

 

星のない夜

「辛い」っていうと「もっと辛い人がいるよ」っていう

「苦しい」っていうと「君は恵まれてる方だよ」っていう

優しさでしょうか いいえ 自己満足です

 

 

 

辛さとか苦しさとか別に他人と比較するもんじゃないから。

 

自分が苦しいと思ったらそれで良いじゃん。

ましてや他人がどうこう言うことじゃない。

 

そういう時のあいつらってまじでうるさい。

そういう奴に限って後から「相談してほしかった」とかほざくんだよ。

それか「助けてあげられなかった」って悲劇のヒロインぶってみるか。

本当に黙れ。

よい夢を

夢なんかない。

 

子供の頃からそうだった。

大人はとにかく子供の夢を聞きたがるけれど、それがとにかく苦痛でしょうがなかった。

 

夢見る姿にはなれないと分かっているからではない。シンプルになりたい物、就きたい職業という思考がなかった。自分の将来なんか想像も出来なかった。

 

だから幼少期は当たり障りのないお花屋さんにし、児童期は学校の先生とかそんな感じで

子供が書きそうな職業を答えていた。

 

世の中にどんな仕事があるのか知らないから、想像も出来ないのかと思っていたが、中学生になっても高校生になっても将来の夢は見えなかった。

 

夢なんかなくても別にいいと思う。

実際子供の頃の夢を叶えている人なんかほとんどいないだろう。

別に夢なんかなくても生きていける。

 

 

 

路上カラオケ

駅前で歌を歌っている人をよく見かける。

大概そんなに上手くもないし、心惹かれる物もない。

むしろ、音響の関係なのか声が拡散されるせいなのか素人にしたって下手くそだなぁ、と思う事が多い。

 

それでもオリジナルソングを歌っているならまだいい。

よくやるなあ、位の気持ちで素通りする。

 

最悪なのは誰かの曲をカバーしている場合だ。

何せ本物を知っているだけに、あまりの下手さに苛立ちが募る。

こんなものを勝手に披露してアーティストに失礼だろう。

これじゃあ素人のカラオケと変わらないじゃないか。

他人の下手くそなカラオケを仕事帰りの疲れているときに無理矢理聞かされている方の気持ちになってほしい。

こっちがお金を貰いたいくらいだ。

歌というのは本来人の気持ちを豊かにする物ではないのか?

 

 

ただでさえ疲れっている我々のメンタルに更なる負荷をかけて心が痛まないのか。

 

 

美人にしか許されない仕事に応募する毒島

自分は容姿が残念な人間だと思う。

容姿だけではない。

スタイルも悪いし、肌質も残念だし、髪の毛に至るまで終わっている。

ファッションセンスもない。

声も何か汚い。

 

何かしら外側の要素で勝負出来そうなものなど何一つ持ち合わせていない非常に残念な人種だ。

そのことについて自覚はある。

友達と店に入ったのに店員が友達にだけ話しかけるだとか、親戚連中の姉への評価は「きれいになったねー」なのに対して私の場合は大体「変わらないねー」だとか、(この場合の変わらない、は、いつまでたっても垢抜けないね、をオブラートに包んでいる)

 

様々な苦々しい経験を通して自分の容姿が残念なことは認知しているので今更どうでもいいのだけれど、

何をとちくるったのか数年前、商業施設とオフィスタワーを兼ね備えたとんでもなくお洒落な超高層ビルの受付職に応募したことがある。

今考えればよく分かる。そういう仕事は美人であるか、スタイルが良いか、声が聞いていて心地良いだとか、愛嬌があるとか、そういうことで他人をいい気分にすることの出きる人がする仕事なのだと。

 

なにも考えず応募し、そしてなぜか受かってしまった。

 

意気揚々と挑んだものの、早々に自分の愚行を思いしる。

そこには本当に美しい人しかいなかった。

 

同期が一人いたが彼女もまぁ美しかった。

二人で言葉遣い等の研修を受けたが、私だけなぜかメイクレッスン講座が入っていた。

なぜもくそもないと思うが。

 

一応自分なりに化粧をしてきたのに、「ここではメイクもおもてなしの一つだからね。」と言われた。

 

先輩が化粧をしながら、丁寧に説明してくれた。

私が朝塗ってきたファンデーションのうえに更にファンデーションを重ね、アイシャドウを施し、チークも塗ってくれた。

正直嫌な予感はしていた。

案の定、仕上がりはとんでもないことになっていた。

ファンデーションの色が全然合ってない上に毛穴という毛穴に落ちまくっている。アイシャドウはどんなに塗っても私の重たい目蓋が全てを収納してしまう。そのくせチークの存在感だけはすごすぎる。

鏡を見て思った。

なんだこれは。

七五三を迎えた3歳児の方がまだちゃんとしている。

死ぬほど恥ずかしい。

 

こんな顔で人前に出て良いのか。こんなものがおもてなしなのか。お客さんは旧正月かなんかだと勘違いするんじゃないのか。

 

自分の顔が不細工だということは分かっていたが、化粧ですらどうにも出来ないレベルだとは。

その日は多いに落ち込み、そのまま立ち直れず結局3日で辞めた。

 

 

6日で辞めた清掃業

 

その前も清掃してたからいけると思ったんだが。

教育担当の老人が死ぬほど無理だった。

 

入社した時に言われた「教育担当がお年寄りだから声が大きくて、同じこと何度も言うけど気にしないでね。」の伏線回収完了。

先輩に何度も言われた「悪い人じゃないから」

確かに悪い人じゃない。むしろいい人だと思う。

だと思うが、同じこと何度も言う、のレベルが違う。三秒に一度同じことを言う。とにかくひたすら喋り続けている。多分黙ったら死ぬ病気なんだな。あと死ぬほど細かい。タオルの畳み方とか一ミリ単位で指摘される。ウゼエ。加えて教え方死ぬほど下手くそ。まともに教えないくせに、出来ないと怒る。あと何か汚い。そしてやたら食べ物くれる。人から貰うご飯食べたくない民だからキツイ。

 

私の前に入った人も、この老人にあたって2日で辞めたらしい。

納得。てかどう考えても教育担当に向いてないだろ。上の人間もわかってるなら何とかしろよ。

 

電話で辞めます、って言ったらあっさり承諾してくれた。

まぁ、2日続けて休んでるからお察ししてたのかも。

 

絶対に傘を忘れてくる呪い

どこにいっても一度傘を手放したが最後、絶対に傘を忘れてくる。

 

会社の傘置き場、飲食店のテーブル、試着室、トイレ、電車。

しかも、傘が必要な状態になってから忘れてきたことに気づく始末。雨がやんでいたなら帰宅するまで思い出すことはない。

 

 

傘を忘れてきたことに気づいて、取りに行くことで生じる時間ロス。

取りに行けない所にあるなら、どこかで傘を入手するまでは濡れるしかない、その惨めさ。

何で自分はいつもこうなんだという自分への怒り。

 

それを毎度繰り返している。

おそらく病気だ。もしくは呪いだ。

 

忘れること無く傘を連れていける人は心底尊敬する。

こちらは手から離れたその瞬間に、傘の存在など頭から抜け落ちる。

なんなんだ、この脳ミソは。

ダチョウ程度の要領しかないのか。